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ソフトバンク、夏モデルのラインナップに「HTC U11」追加

日本限定のVRヘッドマウントディスプレイ「LINK」も登場

 ソフトバンクは、2017年の夏モデルとしてHTC製のAndroidスマートフォン「HTC U11」を6月下旬以降に発売すると発表した。あわせて同端末と繋いで本格的なVR体験が楽しめる「LINK」も7月下旬以降に発売する。

HTC U11とLINK

HTC U11

 HTC U11は、5月16日にグローバル発表されたHTCのフラッグシップモデル。ノイズキャンセリング機能付きのハイレゾイヤホンが同梱されるほか、端末を握ることでカメラを起動したり、音声アシスタントを起動したりできる「Edge Sense」、DxOMark mobileで世界最高評価の90点を獲得するなどして評価の高いカメラ、ガラス素材を活用した高いデザイン性などが特長となる。防水防塵やおサイフケータイ(FeliCa)、指紋認証にも対応する。

 CPUはMSM8998(最大2.45GHz×4+1.9GHz×4)で、64GBのストレージ、4GBのメモリーを搭載する。OSはAndroid 7.1。ディスプレイは5.5インチ、2560×1440ドットのTFT液晶で、1200万画素のアウトカメラ、1600万画素のインカメラを装備。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/ac、BluetoothはVer.4.2をサポート。最大256GBのmicroSDカードが使用できる。バッテリー容量は3000mAhで、外部接続端子はUSB Type-Cとなる。

 最大通信速度は、下り350Mbps、上り37.5Mbpsで、クリアな音声通話を実現する「VoLTE(HD+)」にも対応する。

 大きさは約76×154×8.3(最厚部9.7)mm、重さは約170g。ボディカラーは、アメイジングシルバー、ブリリアントブラック、アイスホワイトの3色から選べる。

HTC U11
アメイジングシルバー
ブリリアントブラック
アイスホワイト

LINK

 「LINK」は、グローバル発表会では触れられなかった日本限定製品となる。テストマーケティングという位置づけで日本でのみ販売される。

LINK

 同社がPC向けに販売する「HTC VIVE」同様に、ルームスケールのVR体験が楽しめるというものだが、VIVEは9万9800円と高価で、さらに動作させるにはハイスペックなPCが必要となっていた。今回発表された「LINK」は、スマートフォンとの組み合わせで手軽に同様のVR体験ができるようにした製品となる。

 VIVEと同じくヘッドセットにディスプレイが内蔵されており、サムスンのGear VRなどのようにスマートフォンを本体内にセットする必要はない。スマートフォンのディスプレイを使用しないため、長時間使用すると発熱により止まってしまうこともないとされる。

 VIVEでは、2つベースステーションから赤外線を出してヘッドセットやコントローラーの位置を割り出す仕組みが採用されていたが、LINKではベースステーションに2つのカメラを装備。ヘッドセットとコントローラーが光り、それをカメラで捕捉することで位置を特定する。

 ヘッドセットの大きさは197.69×116.61×167.33mm、重さは554g(暫定値、ケーブル含む)。3.6インチ、1080×1200ピクセル、リフレッシュレート90Hzの有機ELを2つ装備しているほか、2800mAhのバッテリーを内蔵している。スマートフォンとはUSB Type-Cで接続する形で、3.5mmのオーディオジャックも装備している。

 パッケージには、ヘッドセットに加え、ベースステーション(ステレオカメラ)、コントローラー、ヘッドセット用LEDマーカー、コントローラー用ストラップ、単4アルカリ電池(4本)、イヤホンが同梱される。