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携帯電話は6月末で1億6411万回線に、MVNOは1636万~総務省公表

 総務省は22日、2017年度第1四半期(6月末)の電気通信サービスの契約数・シェアを公表した。

 携帯電話の契約数は、1億6411万契約となった。このうち、LTE対応サービスは1億681万契約、3Gのみサービスは5730万契約となっている。前年同期比630万契約の増加との比較では、携帯電話全体が630万件の増加となり、LTE対応サービスが1609万件増加する一方で、3Gのみのサービスは979万件の減少となっている。

 携帯電話サービスの事業者別シェアでは、NTTドコモが40.8%、KDDIグループ28.3%、ソフトバンクグループは22.2%となった。大手キャリア系以外のMVNOは合計8.8%で、回線提供元別ではNTTドコモ系(5.0%)、ソフトバンク系(2.1%)、au系(1.7%)の順となっている。

 MVNOの事業者数は713社となった。契約総数は6705万件だが、大半は大手キャリアグループ内での取引で、これを除いた純粋なMVNOは1636万契約(前年同期比21.6%増)となっている。

 このうち、“格安SIM”と呼ばれるサービスが含まれる「SIMカード型」の携帯電話サービスは966万契約。事業者別シェアでは「IIJmio」などを展開するインターネットイニシアティブ(IIJ)が14.3%と最も多く、「OCNモバイルONE」を提供するNTTコミュニケーションズが12.6%、「mineo」などのサービスを擁するケイ・オプティコムが8.2%と続いている。