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スマートスピーカー、10代と50代以上に強い期待感

ニールセン調査

 ニールセン デジタルは、デバイス利用に関する消費者調査の結果を発表した。

 インターネットを利用するデバイスは、15歳~19歳(10代)、20歳~34歳、35~49歳の各年代層でスマートフォンがもっとも多かった。50代ではパソコンの利用がスマートフォンを上回ったものの、スマートフォンの利用率も67%と、2015年の調査から約20ポイント増加する結果となった。

 検索に最もよく利用するのはスマートフォンと答えたユーザーは全体の53%となり、パソコンの43%を上回った。若年層ほどスマートフォンをメインに利用する比率が高まる傾向で、10代では86%に上った。

 この10月にはAmazonやGoogle、LINEが相次いでスマートスピーカーの日本投入を発表。スマートスピーカーは、ユーザーが声で質問して情報を返すというデバイスだ。「スマートスピーカーは便利そうだと思うか」という形で期待値を聞くと、便利そうと答えたのは全体の43%。年代別の期待値では10代が60%と最も高く、次に50歳以上の47%が続いた。また、音声検索を利用しているユーザーは、利用していないユーザーに比べ、期待値が24%高かった。

 ニールセンはこの調査結果について、「50歳以上にスマートスピーカーが浸透すると、特に室内でのインターネット利用が大きく増加する可能性がある」とコメントしている。