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ドコモ、VR空間を複数人でリアルタイム共有できるシステム

「古代アンデス文明展」でウユニ塩湖のVR体験を提供

 NTTドコモは、東京放送ホールディングス及びTBSテレビとの業務提携の一環として、10月21日から国立科学博物館(東京都・台東区)で開催される特別展「古代アンデス文明展」へ出資し、ドコモのIoT技術を活用した「VR ウユニ塩湖~17,000kmの彼方へ~」(以下、VR ウユニ塩湖)及びドコモのスマートフォンを利用したマルチメディアガイドを提供する。

 「VR ウユニ塩湖」は、「デバイスWebAPI」技術をVRシステム構築に応用することで、汎用的なVR空間共有システム(以下、本システム)として実現されている。

ドコモ、VR空間を複数人でリアルタイム共有できるシステム デバイスWebAPIによるVR空間共有システムの実現イメージ
デバイスWebAPIによるVR空間共有システムの実現イメージ

 本システムでは、環境を問わずにデバイスの相互接続性を実現する「デバイスWebAPI」技術によって、VRでの操作や制御に必要なプログラムの共通化が実現されている。ドコモは、インターネット接続環境の有無、PCアプリケーションやスマートフォン、Webブラウザなどの特定の環境に依存しない形で、容易にVRコンテンツが作成できるようになるとする。

 ドコモでは、VR空間のリアルタイム共有が手軽に実現できるようになることで、博物館や美術館などで案内スタッフによるオペレーションが容易になるとしている。

 「VR ウユニ塩湖」では、「デバイスWebAPI」技術を活用し、ウユニ塩湖を再現したVR空間が複数人でリアルタイム共有できる。体験料金は500円で、13歳以上を対象としている。なお、入場チケットは別途必要。