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スマホ決済を利用する理由「会計がスムーズ」、しない理由はセキュリティの不安

 MMD研究所とコロプラは、スマートフォン決済に関する調査結果を発表した。対象は首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)在住で20~40代の、スマートフォンを所有する男女で、回答数は1336人。

 普段利用している決済手段を複数回答で聞いたところ、「電子マネー」の利用率は45.7%だった。一方で、「スマートフォンを利用した決済サービス」を挙げたのは全体の7.5%に留まった。「QRコード決済」の利用率は1.9%だった。

 Suicaやnanaco、iD、楽天Edyといった「電子マネー」については、カードで利用しているユーザーが半数を超えた。スマートフォンで(おサイフケータイやApple Payとして)利用していると答えたユーザーは37.2%だった。

 「スマートフォン決済」を利用していると回答した100名に、最も利用しているサービスを聞いたところ、おサイフケータイが30.0%と最多だった。LINE Pay(21.0%)とApple Pay(20.0%)が僅差で続き、楽天ペイ(13.0%)を引き離した。なお、「おサイフケータイ」「Apple Pay」は電子マネーの仕組みを利用したスマホ決済サービスとなっている。

 スマホ決済を利用している理由として半数のユーザーが「会計がスムーズに済むから」と「ポイントが貯まるから」と回答したほか、時間短縮ができる、小銭を持たなくて済むといった回答も3割のユーザーが挙げている。

 一方で、電子マネーやスマートフォン決済を「利用したくない」と答えたユーザーに、その理由を聞くと、両サービスともに「セキュリティが不安だから」という回答が最も多かった。次点は、電子マネーが「登録が面倒だから」、スマホ決済は「悪用されると不安だから」となっている。