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JR東日本の新幹線Wi-Fi、前倒しで5月から提供

山形新幹線や中央線特急にも導入

 JR東日本は、新幹線の車内Wi-Fiサービスの提供時期を2018年夏から2018年5月に前倒して提供すると発表した。山形新幹線や中央線特急「スーパーあずさ」など、当初対象外とされていた路線にも導入される。

 東北・北陸・秋田新幹線では、2018年5月より、Wi-Fi設備を備えた車両が走るようになる。導入対象の車両はE5系、E6系、E7系。Wi-Fi対応は車両改修や新車投入により、順次実施され、2019年5月までに全編成でサービスが提供される見通し。

 山形新幹線では、2018年度より開始されるE3系の車両改修により、順次Wi-Fiサービスが提供される。2019年度内に全編成がサービスに対応する予定。

 中央線を走る特急「スーパーあずさ」のE353系には、2018年12月からWi-Fi対応の車両改修が実施される。2019年12月までに全編成でサービスが提供される見込み。

「JR-EAST FREE Wi-Fi」のステッカー

 JR東日本の車内Wi-Fiは、駅のWi-Fiと同じSSID「JR-EAST FREE Wi-Fi」に接続して利用する。主に訪日外国人を対象としたサービスだが、日本人を含めて誰でも無料で利用できる。利用時には認証があり、メールアドレスを登録することで、1回3時間まで接続可能。

 なお、車両内Wi-Fiサービスは携帯電話網を利用しているため、携帯電話の不通区間では利用できない。東北新幹線の二戸駅~新青森駅、上越新幹線の上毛高原駅~長岡駅、北陸新幹線の上田駅~上越妙高駅などの駅間トンネルでは、現時点では携帯電話サービスが提供されていない。これらの区間では、携帯電話エリア化に向けた整備が順次進められている。