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ドコモ、SMSを悪用するフィッシング詐欺の送信元に注意喚起する機能

意図せず「踏み台」にされるユーザーに確認促す

 NTTドコモは、SMSを悪用したフィッシング詐欺への対策を目的に、危険なサイトのURLなどが含まれるSMSを送信している送信元の回線に注意喚起を送る「意図せぬ迷惑メッセージ送信に関するお知らせ」を7月上旬に提供する。

 この機能は、不正なコンテンツなどをインストールするように誘導したり、個人情報を盗み出そうとしたりするサイトへ誘導するSMSの送信をドコモが検知した際に、送信元が意図しない迷惑行為が行われた可能性があることを注意喚起するもの。

フィッシングサイトへのURLが含まれるSMS(イメージ)

 注意喚起では、SMS通信料の確認を促すと共に、身に覚えのないアプリがインストールされていないか、また確認された場合はその削除を行うように案内するもの。提供開始後は申込不要で自動的に適用され、無料で利用できる。

 同機能は、ahamo、irumoを含む全てのドコモ回線契約者が対象となる。機能を利用したくない人は、5月中旬以降に「迷惑メッセージ送信に関するお知らせ」より、同機能を無効化できる。