au one ラボ、ケータイで実空間を擬似的に透視するサービス


 KDDI、沖縄セルラーは、新しいアイデアをβ版として提供する「au one ラボ」で、携帯電話をかざした方向の空間情報を把握できる「実空間透視ケータイ」(β版)の提供を6月25日から開始する。当初の対応機種はCA002、W62CAで、利用料は無料。

 「実空間透視ケータイ」(β版)の第1弾として6月25日から提供される「地球アルバム」(β版)では、撮影し保存した写真を、位置情報に基づいて保存できるサービス。アルバムの中には仮想的な空間と、保存した写真が遠近感のある形で表示され、携帯をかざすことで写真を撮影した方角が分かるようになっている。

 また、第2弾のサービスとして、旅行クチコミサイトの「フォートラベル」と連携した「トラベルビューアー」(β版)が7月下旬から提供される。これは、現在地周辺にあるスポット情報について、携帯電話の画面をかざすことで方角などが分かるというもの。周囲が建物に囲まれていても、携帯電話をかざせば透視するように周辺の情報が把握できるという。

 「実空間透視ケータイ」(β版)の開始に合わせ、パソコン・携帯向けサイトでこれらの情報をアピールするサイトが開設される。さらに、新サービスとして「寄り道ガイド」「エリア別百科事典」「宝探し透視ゲーム」の3つのサービス企画が提案あれ、ユーザー投票で1位となった企画を開発する。

 au one ラボの携帯向けサイトへのアクセスは、au oneトップページの「楽しむ」→「ラボ」から。

「実空間透視ケータイ」(β版)の第1弾「地球アルバム」(β版)の利用イメージ

 

(太田 亮三)

2009/6/23 15:50