インテルとノキア、モバイル機器開発で提携


 米インテルとフィンランドのノキアは、携帯電話などモバイルコンピューティング端末やチップセット開発で協力すると発表した。

 両社では、従来の関係を強化して、スマートフォンやノートパソコン、ネットブックといったモバイル機器を進化させたモバイルプラットフォームの策定を目指す。これらの端末は、標準規格に準拠し、無線通信でインターネットに常時接続することが想定されている。。

 両社の取り組みには、Linuxの複数のオープンソース・プロジェクトも含まれるという。具体的には、インテルのAtomプロセッサーに最適化されたLinuxベースのオープンソース・プロジェクト「Moblin」や、ノキアの「N810 Internet Tablet」などで採用されているLinux OS「Maemo」における共通技術を開発するため、業界団体との技術開発や協力を行っていく。

 インテルでは、ノキアの保有する携帯電話通信技術(HSPA/3G)関連の知的財産についてライセンスを取得する予定としている。

(関口 聖)

2009/6/24 11:37