ワイコムと日本通信が提携、FOMA網利用のサービス提供へ


 ワイコムと日本通信は、MVNO事業に関して提携すると発表した。ワイコムは8月よりデータ通信サービス「WICOM Mobile-D」を提供する。

 今回の提携では、日本通信がMVNE(Mobile Virtual Network Enabler、仮想移動体通信支援事業者)となり、ワイコムのMVNO事業を支援することになる。日本通信では、NTTドコモから回線を借り受けており、自社サービスで利用するほか、MVNEとして他社にも貸し出している。ワイコムでも日本通信から回線を提供される形で、ドコモのFOMAネットワークを利用する。

 利用料はまだ決定していない。同社では「7月1日からスタートしているモバイルWiMAXのMVNOサービスとの組み合わせといった件も含めて検討しているところ」としており、今後あらためて案内される予定。



(関口 聖)

2009/7/2 18:42