フェイスとウィルコム、XGP対応の家庭向け情報端末開発へ


 フェイスとウィルコムは、高速データ通信サービス「XGP」機能を搭載した家庭用情報端末の共同開発を開始したと発表した。あわせて同端末を利用する地方自治体向けサービスの開発も行う。

 両社が開発する端末は、テレビに接続して利用するもので、いわゆるセットトップボックスと呼ばれる端末となる。XGP経由で防災情報や地域関連情報などを取得し、テレビで閲覧できるようにする。議会放送や、学校・医療機関との連携サービスも検討される。たとえば災害時には、テレビで防災情報が表示されるとともに、同端末やXGPの基地局に設置したスピーカーからも防災情報が流れるといった利用方法が実現できるという。ウィルコムとウィルコム沖縄では沖縄県金武町と「地域活性化包括連携協定」を締結しており、今回開発する端末の活用が予定されている。

 7月22日から東京ビッグサイトで開催される展示会「WIRELESS JAPAN 2009」のウィルコムブースに参考出品される予定となっている。

(関口 聖)

2009/7/21 12:29