福岡ヤフードームでエリア限定ワンセグ実験


 ソフトバンクテレコムは、福岡Yahoo!JAPANドーム(ヤフードーム)と、東京汐留のソフトバンク本社において、放送エリアを限定するワンセグサービスの実験試験局免許を取得した。

 今回の実験では、ヤフードームとソフトバンク本社25階を舞台に、ソフトバンクグループ各社の協力による将来的なサービス開発を目指す。当初は、電波伝搬特性の検証などが行われ、その後はワンセグ対応の携帯電話を使った公開実験が予定されている。また、福岡ソフトバンクホークスマーケティングと協力して、ホークスの試合映像やグッズ情報などを映像やテキストで配信する。

 また、エリア限定ワンセグのコンテンツ配信においては、現在開発中という「共通配信プラットフォーム」が利用される。同プラットフォームは、実験試験局が必要な出力のワンセグ送信機だけではなく、免許が不要な微弱電波の放送局にもコンテンツをインターネット経由で送出できる。また放送エリアを担当するオペレーターは手軽に独自コンテンツを制作・編集できる機能も用意される。

 実験では、コンテンツ保有者やコンテンツプロバイダ、ワンセグ関連機器メーカーの参画を募る方針。実験は2009年7月24日~2010年5月31日まで行われる。

 

(関口 聖)

2009/8/5 17:32