2009年6月の携帯・PHS出荷数、前年割れ続くも夏商戦で勢い


 電子情報技術産業協会(JEITA)は、2009年6月の携帯電話・PHS出荷実績を発表した。

 携帯電話・PHSをあわせた総出荷台数は、前年同月比75.8%の396万5000台となった。前年同月比は12カ月連続でマイナスを記録しているものの、300万台を超えたのは2009年2月以来のこと。JEITAでは「夏商戦もスタートし、4カ月ぶりに300万台を超え、400万台に迫る台数となった」としている。なお、前回400万台を超えたのは2008年6月で、このときの出荷数は522万8000台を記録した。

 内訳を見ると、携帯電話の出荷数は前年同月比76.1%の386万9000台で、そのうちワンセグ対応機種が333万7000台となった。ワンセグ対応機種は、全体の86.3%を占めており、JEITAでは「標準機能として定着したと考えられる」と見ている。ワンセグ対応機種の累計出荷台数は6262万台となり、6000万台を突破した。

 PHSの出荷数は、前年同月比67.4%の9万6000台。12カ月連続でマイナスとなった。

 



(関口 聖)

2009/8/10 11:49