WPCが無接点充電規格の試験開始、ロゴマークも決定


 無接点充電の規格化および普及・推進を図る団体、ワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)は、無接点充電の技術仕様「バージョン0.95」を発表した。

 WPCは、充電式電子機器の無接点充電の普及推進、および国際企画の策定を目的に設立された団体。携帯電話やポータブル音楽プレーヤーといった低消費電力(5W以下)の電子機器向けの無接点充電規格の策定を進めている。

 メンバーは、コンビニエントパワー、Duracell、ホシデン、フルトン・イノベーション、レゲット・プラット、ナショナルセミコンダクター、オリンパス、フィリップス、サムスン電子、三洋電機、深せん桑韮消費通信社、ST-エリクソン、テキサス・インスツルメンツ。

 WPCでは、メンバーによる検証を目的とした技術仕様「バージョン0.95」を発表。9月15日~17日にかけて、オランダのアイントホーフェンにおいて、相互運用試験のためのプロトタイプ テストが実施される。さらに、無接点充電規格のロゴ「気(Qi)」(チー)を決定した。東洋哲学「生命の活力」を意味する「気」をモチーフにしたという。WPCでは現在、新規メンバーを募集している。

 



(津田 啓夢)

2009/8/17 12:49