2009年7月の携帯・PHS出荷数、夏商戦は盛り上がらず


 電子情報技術産業協会(JEITA)は、2009年7月の携帯電話・PHS出荷実績を発表した。

 携帯電話・PHSをあわせた総出荷台数は、前年同月比69.6%の262万9000台となった。前回の発表(2009年6月)では4カ月ぶりの300万台超だったが、再び200万台に戻った。また13カ月連続の前年割れとなった。JEITAでは「依然として国内景気後退の影響を強く受けているものと思われる」と分析している。

 内訳を見ると、携帯電話の出荷数は前年同月比69.3%の251万9000台。そのうちワンセグ対応機種は216万万5000台(前年同月比74.9%)となった。ワンセグ対応機種全体の85.9%で、累計出荷台数は6478万5000台。

 PHSの出荷数は、前年同月比75.6%の11万台。前年同月比は13カ月連続でマイナスとなったが、出荷数が10万台を越えたのは2009年3月以来4カ月ぶり。

 



(関口 聖)

2009/9/9 12:29