第2四半期の携帯出荷数、約2割減の958万台に


 IDC Japanは、2009年第2四半期(4月~6月)における国内携帯電話市場の調査レポートを発表した。

 同調査によれば、国内出荷台数は前年同期比19.4%減の958万台となった。これは7四半期連続のマイナス成長で、IDC Japanでは、「テクノロジー面で市場を牽引するようなインパクトのある上位端末が不足している」「景気低迷」という2点を主要因と指摘している。

 端末メーカー別シェアを見ると、1位はシャープ(23.9%)、2位はパナソニック モバイルコミュニケーションズ(19.0%)、3位は富士通(16.7%)、4位はNEC(13.2%)、5位は東芝(4.6%)となった。1位~4位は前四半期と同じで、1位のシャープは前四半期よりも2.6ポイント、シェアを伸ばした。

 IDCでは「2008年第3四半期は大きな市場縮小を記録したことから、(1年経った)2009年第3四半期はマイナス傾向に歯止めがかかる可能性がある」としながらも、厳しい状況が続くとしている。

2009年度第2四半期のメーカー別シェア(出展元:IDC資料)

 

(関口 聖)

2009/10/1 15:20