12Mカメラにタッチ操作対応「AQUOS SHOT SH003」


シルキーホワイト

 「AQUOS SHOT SH003」は、12.1メガのカメラを搭載し、タッチパネルによる操作にも対応したシャープ製の折りたたみ型CDMA 1X WIN端末。10月下旬に発売される予定。シンプルコースの一括価格は5万円台後半になる見込み。

 カメラ機能に注力した端末で、約1210万画素のCCDカメラを搭載する。画像処理のNew ProPixエンジンを搭載し、光量の少ない室内でも高画質に撮影が可能。タッチパネルを操作してフォーカスポイントを指定することも可能。動く被写体にピントを合わせ続ける「チェイスフォーカス」や「コンテニュアスAF」、最大5人の顔を検出する「顔検出AF」、「笑顔フォーカスシャッター」、ズームした場合に撮影サイズを自動的に調整する「スマートリサイズズーム」に対応する。また、「ノーマル」「人物」「風景」「料理」など撮影シーンを判別して最適なシーン設定を選択する「シーン自動検出」機能を備え、これを利用してバーコードリーダーや名刺リーダーを自動的に起動させることもできる。

 フォトビューアーを新たに搭載し、最大35枚の表示が可能なサムネイル表示や、カレンダー表示が可能。端末の縦・横位置を自動的に認識して画像の縦横を切り替えるほか、タッチパネルのスライド操作で画像の切り替えが可能。フォトビューアーでのみピンチ操作に対応し、二本の指を押し広げる操作で画像を拡大することが可能。

 タッチパネルは2軸ヒンジを採用したボディに搭載。ほぼすべての操作が行えるようユーザーインターフェース(UI)が改良され、文字入力やEZwebサイトのスクロール操作も行える。「Sportio water beat」で搭載されていたタッチパネル上の十字キーのUIは改善の過程で省かれている。タッチ操作は基本的に縦画面向けとなるが、カメラやメインメニューから選択できる一部の機能は横画面用のUIも搭載。ワンセグではチャンネル選択なども横画面UIで行える。なお、タッチパネルは静電式で、バイブレーション連動機能は用意されていない。

 背面には7×17ドット、16階調のLEDイルミネーションが搭載され、アニメーションや時刻、着信相手などを表示可能。アニメーションをランダムに切り替える設定も可能になっている。

 シャープ製のBlu-ray/HDDレコーダーと連携でき、録画した番組をケーブル接続で携帯に転送できる。レコーダー側の長時間モードで変換した番組が転送に対応する。

 このほか、METs測定やエクササイズ測定も可能な歩数計機能や、FMトランスミッター、スマートリンク辞書が利用できる。最大8GBのmicroSDHCカードに対応する。

 新しいLISMO Music Video Bookのほか、au Smart Sports、ワンセグ、おサイフケータイ、Bluetooth、グローバルパスポート CDMAをサポートする。

 ディスプレイは約3.4インチ、フルワイドVGAのNew モバイルASV液晶。

 連続待受時間は約280時間、連続通話時間は約260分。大きさは約112×51×16.6mmで、重さは約132g。ボディカラーはシルキーホワイト、マットブラウン、フロスティピンクの3色。

マットブラウンフロスティピンク

 

 



(太田 亮三)

2009/10/19 11:18