薄さ11.9mmのワンセグ・スライド「SA001」


SA001(イノセントブル-)

 「SA001」は、最薄部11.9mmを実現したワンセグ対応のスライド型端末。10月下旬に発売される予定。シンプルコースの一括価格は4万円台後半になる見込み。

 「SA」ブランドで開発された、京セラ製のスライド型CDMA 1X WIN端末。ディスプレイ部分にに強化ガラスを採用し、液晶部分と強化ガラスを密着させるファインパネルの採用で薄型のボディを実現した。また、ディスプレイの表面には指紋など油汚れがふき取りやすいクリーンクリアコートが施される。のぞき見防止機能の「ブラインドスクリーン」も用意されている。液晶側ボディ下部のボタン部周辺は盛り上がった形状で、スライド操作時に指をひっかけやすくなっている。

 10月19日の発表会では、会場の説明員が「スライドは三洋というイメージ」と説明。スライド型端末が人気だった三洋電機製端末のノウハウを生かす形でリリースされる。

 方向キーは新たに「ジョグキー」を採用。上下左右にスライドさせることでカーソルの操作を行う。一般的な端末にある方向キーを代用するもので、上下左右の4方向と、押し込む決定キー操作でのみ利用可能。NEC製端末の「ニューロポインター」のように、ポインターを自由に操作するようなアナログ感覚の入力は行えない。

 スライド操作と連携させた機能では、受信したメールを表示した後にスライドを開くと返信画面に遷移する「メール返信」機能に加え、着信時の「オープン通話」、通話中の「クローズ終話」の操作が可能。画像のフォルダを指定すれば、端末を開く度に待受画像が切り替わる「オープンシャッフル」も利用できる。

 カメラは約321万画素のCMOSカメラで、オートフォーカス、手ぶれ補正対応。最大16GBのmicroSDHCカードが利用できる。

 新しいLISMO Music Video Bookのほか、ワンセグ、おサイフケータイ、Bluetoothを搭載し、グローバルパスポート CDMA、PCドキュメントビューアー。名刺リーダー、ゆっくり通話、はっきり通話などをサポートする。

 ディスプレイは約3.1インチ、フルワイドVGAのIPS液晶。連続待受時間は約320時間で、連続通話時間は約260分。大きさは約113×52×11.9(最厚部14.7)mmで、重さは約119g。ボディカラーはイノセントブルー、ボヘミアンピンク、サイレンスブラック、ピースホワイト。

ボヘミアンピンクサイレンスブラック
ピースホワイト

 

 



(太田 亮三)

2009/10/19 11:41