iPhone 3GSの販売数は740万台――米アップル四半期決算


 米アップルは、現地時間の19日、2009年第4四半期(2009年7~9月)の決算発表を行った。iPhoneやApple TVなどの販売が好調で、増益となった。

 7~9月期の売上高は98億7000万ドル(約8912億6100万円)で、純利益は16億7000万ドル(約1508億円)となり、前年同期の売上高79億ドル、純利益11億4000万ドルを上回った。グロスマージン(売上高総利益率、粗利益率)も前年同期の34.7%から36.6%に改善されたほか、売上の46%が米国外からもたらされている。

 7~9月期のiPhoneの総販売台数は、前年同期から7%上昇し740万台となった。現行のiPhone 3GSはiPhoneシリーズとしては3世代目にあたり、2009年7月から販売が開始された。最初の四半期で700万台を越えたのは初めてのことで、第2世代のiPhone 3Gは690万台、当初米国内のみで販売されていた第1世代は600万台を突破するのに5期かかった。

 なお、米アップルのCEOであるスティーブ・ジョブス氏は、iPhoneとMacintoshが過去最多の販売成績を収めたことに対して、「わくわくしている」とコメントしている。

 



(津田 啓夢)

2009/10/20 13:47