日本無線、三鷹市でエリア限定ワンセグ放送の実証実験


 日本無線は、三鷹ネットワーク大学推進機構主催の「民学産公」8団体の協働研究事業として、三鷹市内でワンセグ自主放送の実証実験を開始する。

 実験は、2009年11月1日~2010年1月15日にかけて、東京都三鷹市内の三鷹駅南口およびポキショップ風の駅において、ワンセグ放送を利用して商店街や観光情報を配信するというもの。ワンセグの小電力無線放送を利用したもので、ワンセグ対応携帯電話で視聴できる。

 実験に参加するユーザーは、エリアにあるQRコードを携帯電話で読み取り、案内に従ってチャンネル設定を行う。放送される映像は、三鷹市内の商店街の店舗情報やグルメ情報、観光情報のほか、大学生による自主企画番組で、コンテンツはサーバーから放送地域へ伝送される。実験では技術検証のほか、番組視聴者へのアンケートも実施し、地域活性化に向けたサービスモデルも検証される。

 実験の実施企業は日本無線となり、協力7団体は、三鷹市、三鷹ネットワーク大学推進機構、三鷹商工会、みたか都市観光協会、まちづくり三鷹、東京工科大学、国際基督教大学。

 

(津田 啓夢)

2009/10/29 15:34