KDDI、ユビキタス特区でMediaFLOのサービス実証実験


 メディアフロージャパン企画とKDDIは、沖縄県のユビキタス特区で実施しているマルチメディア放送の実験において、MediaFLOを利用したサービスの実証実験を開始した。MediaFLO対応の携帯電話型試作端末がKDDIにより開発され、利用される。

 メディアフロージャパン企画では、MediaFLOを利用して2009年4月よりユビキタス特区で多チャンネル放送の実証実験を行っている。MediaFLOは、国内で次世代ワンセグなどとして進められている「携帯端末向けマルチメディア放送」で検討中の、3つの方式のうちのひとつ。

 今回の実証実験では合計30社のコンテンツプロバイダーが協力しており、リアルタイムの映像・音声のストリーミング配信や、随時更新される情報を配信するIPデータキャスティング、デジタルコンテンツを蓄積型で配信するクリップキャストの実証実験が行われる。

 ニュース配信では記事と映像が同じ画面にリアルタイムで配信されるほか、音楽番組では放送される楽曲と連動したコンテンツの配信も可能になっている。また、大容量のクリップキャストや番組投票機能、地域情報といったコンテンツも用意される。

 両社では今後、受信端末の開発に必要なデータを取得していくほか、モニター向けの試験サービスも計画している。

 なお、メディアフロージャパン企画では総務省が実施した「携帯端末向けマルチメディア放送に係る参入希望調査」に対して、MediaFLOによる受託国内放送と委託放送業務に関する参入希望を提出したことも発表している。

 



(太田 亮三)

2009/11/4 16:39