「A5512CA」の電池パック破裂事故、調査結果公表


 カシオ日立モバイルコミュニケーションズは、消費者庁から発表されたカシオ製携帯電話「A5512CA」の電池パック破裂事故について、製品に起因する事故ではないとする調査結果を発表した。なお、KDDIでも同様の内容でリリースを出している。

 消費者庁は10月14日、生命や身体被害に関する消費者事故として、カシオ製「A5512CA」に事故があったことを明らかにした。「火災」と報告されたこの事故は、「A5512CA」をバッグに入れていたところ電池パックが破裂し、端末とバッグが焼けてしまったというもの。

 カシオ日立の調査の結果、この事故は「A5512CA」に起因する事故ではなく、電池パックに外部から加圧等の大きなストレスが加わったことによるものであることが判明した。カシオ日立とKDDIはいずれも、これまで通り製品を使って欲しいとアナウンスしている。

 なお、電池パックに投げる、叩く、圧迫するといった強い衝撃を与えた場合、電池の液漏れや破裂などを引き起こす可能性があるという。

 



(津田 啓夢)

2009/11/4 16:53