パナソニック初のタッチ式スライド携帯「P-02B」


P-02B ピンク

 「P-02B」は、タッチパネル式ディスプレイを搭載したパナソニック モバイルコミュニケーションズ製のスライド型FOMA端末。STYLEシリーズのモデルとなる。2010年2月~3月発売予定。

スイングスライドとカメラ機能

 形状は「P-02A」や「P-08A」のような「スイングスライド」で、画面が起き上がるように斜めに開く。電話の際に顔のカーブに端末がフィットするほか、メール作成時などに画面が見やすくなる。カーソルキーは回転可能な「スピードセレクター」。カラーはピンク、グリーン、ブラック、ホワイトの4色だが、ピンクのみ、スピードセレクターの内側にある決定キーの中央に、ハート型のイルミネーションが埋め込まれている。押しやすい「ウェーブタイルキー」は継承。端末の外周をメタルフレームが取り囲むデザインとなっている。

 約810万画素のCMOSカメラを装備し、画面タッチでピント合わせが可能。被写体を自動で判別し、最適なモードに切り替える「おまかせiA」にも対応。顔認識機能が用意されており、撮影対象2人の距離が近づくとシャッターがきれる「ラブシャッター」や、設定した人数が集まるとシャッターがきれる「グループシャッター」といったユニークな機能なども楽しめる。 女性向けに、肌色や目の大きさを調節する「ビューティプラス」も備える。

 通常モードとタッチモードの2つがあり、メニュー内の「タッチカメラ」やシャッターボタンで起動するとタッチによる操作が可能となる。逆に、端末正面のボタンで立ち上げたカメラは、従来どおりキー操作が必要。両者はユーザーインターフェイスも異なる。「追っかけフォーカス」で、タッチ操作時は、触れた被写体をロックし、フォーカスを合わせ続けることが可能。ビューアーもタッチで操作でき、左右になぞることで前後の写真に切り替えられる。また、撮った写真を直接ブログへアップする機能などを搭載する。

STLYEながら高いスペックと豊富なコンテンツ

 ワンセグは「モバイルWスピード」に対応。15fpsのワンセグの映像を、4倍の60fpsに補間できる。P-08Aと同様、高色再現性液晶も搭載。

 内蔵コンテンツが充実しているのも、P-02Bの特徴。端末にはスヌーピーのきせかえツールなどがプリセットされるほか、ウッドストックやチャーリー・ブラウンといったキャラクターのマチキャラなども用意される。1000種類のデコメ絵文字やデコメピクチャがプリセットされている。

 ディスプレイは約3.1インチ、フルワイドVGAサイズ。HSDPA7.2Mbps、HSUPA2.0Mbpsに対応し、海外ではGSMもサポートする。GPSおよびオートGPSのほか、iコンシェル、機能拡張されたケータイデータお預かりサービス、Bluetooth、iアプリタッチに対応する。 外部メモリはmicroSDHCで最大16GB。

 大きさは112×50×18.8mmで、重さは149g。ボディカラーはピンク、ホワイト、グリーン、ブラック。連続待受時間は、3Gが約540時間、GSMが約250時間。連続通話時間は、3Gが約200分、GSMが約250分。

ホワイトグリーン
ブラック


 

(津田 啓夢/石野 純也)

2009/11/10 13:57