ハーフミラーパネルにイルミが輝くシャープ製「SH-02B」


SH-02B Blue

 「SH-02B」は、透明感のあるハーフミラー仕上げの背面パネルを採用したシャープ製の折りたたみ型FOMA端末。STYLEシリーズのモデルとなる。発売は2009年の11月~12月の予定。

 本体はオーソドックスな折りたたみデザイン。端末の角だけでなく、全体が丸みを帯びたラウンドフォルムを採用している。ベースモデルは存在しない式の端末で、最新サービスであるオートGPSには対応しないものの、BluetoothなどSTYLEシリーズとしては比較的高機能な仕様となっている。

 背面パネルは透明感のあるハーフミラー仕上げとなっており、多層膜により独特な光の反射をするようにデザインされている。パネルの中にはサブディスプレイとイルミネーションLEDが隠されており、浮かび上がるように表示される。イルミネーションLEDは白色12個と3色1個を搭載しており、イルミネーションのパターンもきせかえツールに対応し、ダウンロードすることができる。サブディスプレイは1.4インチ(192×64ドット)と大きめで、新着メールの本文表示やカレンダー表示も可能となっている。

 ディスプレイ側背面とバッテリー側背面は、ともに直線的な箇所がほとんどないほど全体的に丸みを帯びたデザインとなっている。そのため、手に持ったときにスペック以上に薄くコンパクトに感じられるようになっている。

 カメラは約800万画素のCCDで、画像処理エンジンには「ProPix」を搭載する。同時発表の「AQUOS SHOT SH-01B」とソフトウェア部分の多くが共通となっており、タッチパネル操作や連写機能などハードウェア依存の機能を除く、多くの機能がSH-01Bと共通となっている。

 顔検出機能はSH-01Bとほぼ同等で、10件までの登録された個人の顔を認識し、優先的にフォーカスを合わせる個人検出機能に加え、そこで撮影された画像を個人名ごとに分類する個人アルバム、小顔や目の大きさ修正、美肌化をするプリティアレンジカメラなどを利用可能。このほかにも、シーン自動認識やチェイスフォーカス、ベストショットセレクトなどの機能も搭載している。

 インカメラは約43万画素で、テレビ電話や自分撮りで使えるほか、ワンタッチでインカメラの全画面撮影モード(アイコン表示などなし)を起動させる「ハンドミラー」機能も搭載する。このほかカメラを使った機能として、オリジナルデコメ絵文字やデコメピクチャを作成できる「ショットデコ」「モーションデコ」といった機能も用意される。

 メモリカードは16GBまでのmicroSDHCに対応。メモリカードスロットは電池カバー内にあるが、電池を外さないでも抜き挿しが可能となっている。

 日本語入力エンジンにはケータイ Shoin 9を搭載。夏までのシャープ製端末と異なり、予測変換時に1行に表示される候補単語の数が、単語の長さによってフレキシブルに変化するタイプに変更されている。

 新サービスのオートGPSには非対応だが、GPSは対応する。iコンシェルや機能拡張されたケータイデータお預かりサービス、Bluetooth、iアプリタッチなどが利用できる。通信方式はHSDPA7.2Mbpsに対応するが、HSUPAには非対応。海外ではGSMも利用できる。

 このほか1536種類のデコメ絵文字、70件のデコメピクチャがプリセットされる。季節のデコメ絵文字などは専用サイトから無料でダウンロードできる。

 大きさは約110×50×16.9mmで、重さは約117g。連続待受時間は490時間で連続通話時間は210分。ボディカラーはBlue、Black、Silver、Pink、Orangeの5色が用意される。5色はドコモ冬春モデルとしては最多のカラーバリエーションとなる。

OrangeBlack
PinkSilver


 

(白根 雅彦/津田 啓夢)

2009/11/10 13:58