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ドコモの冬春モデルは“4つの進化”、「VERSION UP」とアピール


 NTTドコモは10日、2009年冬〜2010年春に発売する新機種群および、新サービスを紹介する発表会を開催した。

4つの進化をアピール

セパレートケータイ「F-04B」を手にする山田社長
端末紹介時には「SH-05B」開発に協力した「SEVENTEEN」専属モデルも登場

 今回の発表では、STYLEシリーズ10モデル、PRIMEシリーズ5モデル、SMARTシリーズ2モデル、PROシリーズ2モデルの19機種に、デジタルフォトフレーム「お便りフォトパネル」の新製品を加えて、計20機種のラインナップと紹介された。また、新サービスとして、オートGPSの導入、それに付随するiコンシェルの拡充や、「電話帳お預かりサービス」の発展版となる「ケータイデータお預かりサービス」の導入、フェムトセルを使った新サービス「マイエリア」など、幅広く新要素が発表された。

 冒頭、壇上に立ったNTTドコモ代表取締役社長の山田隆持氏は、「昨秋に示した中期ビジョンに基づくチャレンジに取り組んでいる。このうち、具体的な形となったものが本日発表させていただくもの」として、今回の新機種群・新サービスを“端末の進化”“パーソナル化の進化”“動画サービスの進化”“融合サービスの進化”と4つのポイントにまとめた。また、冬春モデルでは「VERSION UP!、ひとりひとりのあなたへ。」というメッセージを掲げ、ユーザーにアピールするとした。

 4つのポイントのうち「端末の進化」は、今回19機種に及ぶ新機種群のことで、セパレートケータイ「F-04B」や、PROシリーズでドコモ初のサムスン製端末となる「SC-01B」などが紹介された。「パーソナル化の進化」は、オートGPS導入に伴うiコンシェルの機能拡張のこと。10月末までに利用件数が250万件に達し、コンテンツ数が約450件となったという。順調に拡大する中で、GPSを活用した機能が導入されることで、ユーザーの行動を支援する新基軸のサービスが実現できるとした。

iコンシェルは250万件 BeeTVは80万件

 「動画サービスの進化」を紹介する際には、動画配信サービス「Bee TV」が80万契約(10月12日時点)に達したことが明らかにされ、Blu-rayレコーダーからの転送機能に対応する機種が今回14機種あること、撮影した動画をスピーディに送信できるHSUPA対応機種が7機種含まれていることが紹介された。最後に「融合サービスの進化」として、フェムトセルを使った「マイエリア」が紹介された。

4つの進化を紹介

 会見では、端末の詳細について同社執行役員 プロダクト部長の永田 清人氏から、サービスの詳細は同社執行役員 コンシューマサービス部長 阿佐美 弘恭氏からそれぞれ説明が行われた。

 山田氏は、プレゼンテーションの最後に再び姿を見せ、「ドコモは、5500万のユーザー1人1人に満足してもらえる端末やサービスを実現できるよう、全社員が結束して取り組んでいる。顧客満足度向上のため、さまざまなことにチャレンジした。今後のドコモに期待して欲しい」と呼びかけた。

ソニー・エリクソンのX10は「来年出したい」

 質疑応答で、ソニー・エリクソンが来年発売するスマートフォン「XPERIA X10」の導入について尋ねられた山田氏は「今回は、サムスン製端末1機種で、来年度も同程度の端末数にはなるが、スマートフォンには注力している。ソニー・エリクソンのX10については最終検討中。来春〜来夏にかけて、ドコモから出したいと考えている」と述べ、単なる検討ではなく、発売を前提として調整を進めていることを明らかにした。

 スマートフォン関連で、iPhoneへの意欲を尋ねられると、「従来のスタンスから変わっていない」と短く回答し、現在もあきらめていないという姿勢を示した。また今回発表された「SC-01B」について、永田氏は「QWERTYキー搭載のサムスン製端末は数多くあるだろうが、タッチパネルも搭載されているサムスン製モデルは、SC-01Bが初と認識している」と説明していた。

オペレーターパックの効果、端末販売動向について

 ドコモでは、iモードやiアプリなど、同社独自サービスをとりまとめたLiMo準拠のLinux OS向けソフトウェアセットとして、オペレーターパックを提供する方針を示していた。会見では、今回発表された機種のうちNEC製端末2機種にオペレーターパックが導入されていることが明らかにされた。

 囲み取材であらためてオペレーターパックについて問われた山田氏は「オペレーターパック導入による海外展開という目標は達成できると思う。メーカーにとっては海外へ進出しやすく、逆に海外メーカーは日本へ参入しやすくなる。その中でいかにメーカーは自社の個性を出すか。現時点での課題はスピード感。Symbian系はLinux系よりも半年ずれて提供する予定だが、現在はスケジュール通りに進んでおり、その予定を守っていきたい」と語った。

 端末販売数の動向については、「上半期の端末販売数は14%落ちたが、通年では10%程度にしたいと考えており、下半期は5%程度の落ち込みにしたい。2年前にリリースした905iシリーズは爆発的に売れ、買い換えの時期にさしかかってきたと見ている。自動車の買い替えと同じで、買い替え時期は必ず訪れる。端末販売数の減少は、底打ちになるかどうかわからないが、来年度に向けて徐々に緩やかになるだろう」と予測した。

 中古市場についても質問が投げかけられると、「ドコモとしては、故障したときの補充品として、ユーザーから(中古品を)回収することを検討している。ただ、ドコモとして中古市場を手掛けるわけではない。問題は盗品にまつわるトラブル。11月から、盗品かどうか確認できる仕組みを導入するが、中古市場には善し悪しがある」と語った。

 このほか、今回発表のSTYLEシリーズにおいて、オートGPS対応機が少ないのでは、と指摘を受けると「全ての機種に新機能を搭載したいが、価格とのバランスを考えた結果、一部に搭載していないものがあると考えて欲しい。ただし、オートGPS搭載機は今後拡充していく」として、今後のモデルで拡充する方針を示した。

 



(関口 聖)

2009/11/10 22:09


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