10代限定文学賞「蒼き賞」開催、KDDIが電子書籍など配信


 TOKYO FM(エフエム東京)と幻冬舎、KDDIの3社は、10代限定の文学新人賞「蒼き賞」の作品募集を17日22時より開始する。

 「蒼き賞」は、TOKYO FMおよびJFN38局で放送中のラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」から始まった10代限定の文学新人賞。2回目となる今回は「世界を変えた落書き」をテーマに、13~19歳(1989年4月2日~1997年4月1日生まれ)の新人作家を募集する。

 作品応募期間は2009年11月16日~2010年1月8日。エンディングまでの大まかなあらすじ(1000文字程度)と、その作品の第1話(5000文字程度)を送付する。応募締切後の審査でノミネート作品が決定し、ノミネート作品は週1回のペースでWeb上で連載(5話完結)を行う。作品完成後に審査とリスナー投票特番が放送されて最優秀作品などが選ばれる。

 審査員は、「SCHOOL OF LOCK!」のパーソナリティ「やましげ校長」(山崎樹範)と「やしろ教頭」(カリカの家城啓之)、初代応援ガールの南沢奈央らが担当する。最優秀作品には賞金30万円が授与されるほか、2010年中にも幻冬舎より書籍化、さらにKDDIから電子書籍が出版される。

 なお、今回で2回目となる「蒼き賞」には、主催社に新たにKDDIが加わった。KDDIでは、au携帯電話向けに第1回の「蒼き賞」グランプリ作品「孤独星」など、ノミネートされた6作品を配信する(17日22時~)。有料と無料の作品が提供される。

 

(津田 啓夢)

2009/11/17 17:52