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NEC、携帯電話の冬モデル説明会を開催


 NECは、NTTドコモとソフトバンクモバイルに供給する携帯電話の冬モデルについて、製品説明会を開催した。合計6機種がラインナップされており、携帯電話の事業戦略や商品説明が行われたほか、テレビCMにも登場する玉木宏とRINAがゲストとして登場した。

 

ネットワークと端末を一緒に進化させていく

 NEC全体の戦略を含んだ携帯電話事業の方向性は、NEC 執行役員 の山崎耕司氏から説明された。山崎氏は、ネットワーク側の進化と端末の進化が一緒に進んでいくことが重要とし、カメラやWi-Fi対応などの「既存領域強化」、BIGLOBEの「フォトポケ」との連携やWi-Fiアクセスポイントなどの「機器連携・ネットワーク連携強化」といった取り組みを紹介。今後はNECが全社的に進めていく「C&C(Computer&Communication)クラウド」との連携強化を目指し、クラウドとリアルをシームレスにつないでいくという方針を示した。

 山崎氏は国内の携帯電話事業の戦略について、豊富なカスタマイズに対応したモデルを特徴の一つに挙げ、もう一つは、今回ラインナップされたキッズモデルのような、用途に合わせて機能を特化させたモデルの存在とした。

 山崎氏からは、9月に発表されたカシオ日立モバイルコミュニケーションズとの統合をにらんだ戦略にも触れられた。山崎氏は「両方が持っている良さで化学変化が起きれば、大きなシナジー効果が得られる」として、国内外での統合の効果に期待を寄せたほか、海外市場においてはカシオ日立のブランド力やコンシューマ製品での強みを生かし、NECのネットワーク関連の強みを融合させ、スマートフォン分野で事業の拡大を図っていく方針が明らかにされた。

 なお、海外のキャリアとNEC全体で、大きなプロジェクトが進行しているとのことで、ネットワークから端末まで手がけるNECの強みを生かしながら、携帯電話もその一部として展開される見込みであることが明らかにされている。

NEC 執行役員 の山崎耕司氏 ネットワークと端末の双方を進化
国内外の事業について カシオ日立とのシナジー効果を狙う

 

「使っている人が笑顔になれるように」

 端末ラインナップについては、NEC モバイルターミナル事業部 事業部長の南 洋一郎氏が説明を行った。南氏は「ハードとソフトを統合する」という方針から導き出した「Lifeware」というキーワードを挙げ、その具体的な3つのポイントとして、最新のトレンドを体感できる「Media」、ファッションやスタイルにこだわった「Feel」、長く使える「Long Life」を示した。また市場環境として、不景気の長期化や、こだわりと割り切りを使い分けるという購入マインドの変化、オープンインターネットとの融合・加速といったポイントを説明。個人の価値観やライフスタイルに応じたこだわりの追求が重要になるとして、最終的に「使っている人が笑顔になれるようなものが、ライフスタイルの価値」とまとめた。

 具体的な端末についても、南氏から特徴的なポイントが触れられた。「瞬撮ケータイ」として0.8秒でカメラが起動するという「N-02B」は被写体を追いかけるオートフォーカス機能やWi-Fi対応もアピールされた。スリムでイルミネーションにこだわった「N-01B」は、メールの文面からイルミネーションが変わる様子や、マイセレクトに対応して2701パターンから選べる点、薄型モデルでニューロポインターを搭載した点が特徴に挙げられ、サマンサタバサとのコラボレーションモデル第3弾も紹介された。NEC製端末として初となる防水モデルの「N-03B」は、防水端末ならではのこだわりとして、キズなどへの耐性の強化を紹介。閉じた状態の裏側や側面、ヒンジ部分にスクラッチシールドを施したり、サブ液晶側の表側には従来比5倍のハードコードを施したりした点を挙げ、「長持ち塗装&防水」としてNECならではのこだわりに自信をみせた。

 ソフトバンク向けの「940N」については、薄型モデルでありながら、Wi-Fi対応で機能も豊富な点をアピールし、「女性にもWi-Fiの便利なところを使ってもらいたい」とした。機能特化型の「740N」は小さな子供のいる親に向けたものとして、大人版の「741N」は「大人の2台目の携帯としても十分通用する」と語った。

NEC モバイルターミナル事業部 事業部長の南 洋一郎氏 「Lifeware」として3つのポイントを紹介
3つのポイントと端末の関係 今回ラインナップされた端末の位置付け

 

ワクワク感など「気分」もデザインに込める

 NEC チーフクリエイティブディレクターの佐藤敏明氏からは、今後の戦略の概念が示された。佐藤氏は、コンセプト段階からプロダクトデザイン、カラー戦略、ブランディングといった分野まで包括した現在の取り組みを「一気通貫したデザイン」と表現。スリムやスライドといった「モノ」のデザイン、ブランドコラボや感情予測などの「コト」のデザインといった、これまでの取り組みを紹介した上で、「今注力しているのは“気分”」とキーワードを紹介し、ワクワク感や安心感、癒し、創造性のサポートなどを、デザインとして実現していく方針を示した。

 さらに佐藤氏は、想、添、奏、装、走、壮、総、層、創の9つの“そう”をピックアップ。それぞれにこめた思いを説明した上で、NEC、カシオ、日立の3社が合わさることで実現する「創3」(creative cube)をキーワードに、携帯電話市場を牽引していくとした。

NEC チーフクリエイティブディレクターの佐藤敏明氏 「De+Sign」として一貫した取り組みをアピール
今後のキーワードは“気分” 3社の取り組みでのシナジー効果を3つの「創」とした

 

玉木宏とRINAが登場

玉木宏とRINA

 説明会の後半では、玉木宏とRINAを招いたトークショーも実施された。発表に先駆けて玉木宏はN-02B、RINAはN-01Bを使用しているとのことで、写真が趣味という玉木宏は「自分が持っているデジタルカメラより画素数が多い。連続してすぐに撮れるのも意味がある」とカメラの高速起動や1220万画素カメラに感心した様子だった。RINAはN-01Bで「美肌モード」を試し、すでにブログの日記に掲載。「本当に携帯のカメラ? というぐらい綺麗に撮れた」と驚いた様子で、薄暗いバーの写真もきちんと撮影できたことに感心していた。

RINAはサマンサタバサのモデルも紹介 玉木宏はオーダーメイドのギターを撮影。解像度や画質が話題に

 

端末展示の様子

 



(太田 亮三)

2009/11/25 17:52


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