Google、Android向けに画像認識・検索アプリ「Google Goggles」


 米Googleは、Android端末向けに画像認識・検索アプリ「Google Goggles」(グーグル ゴーグル)の提供を開始した。実験的なサービスを提供する「Google Labs」のアプリとして配信されており、利用料は無料。日本国内のAndroid端末でも、Androidマーケットの「ツール」からダウンロードできる。対応するのはAndroid 1.6以上。

 今回配信が開始された「Google Goggles」は、カメラで撮影した写真で検索を行うアプリ。有名な建築物などのランドマーク、書籍の表紙、名刺などのアドレス帳に登録できるような文字列(電話番号やメールアドレス)、絵画などの芸術作品、店舗の外観、ワインのラベル、ロゴ、バーコードの各ジャンルで画像認識が行え、認識に成功するとインターネット上での検索結果を表示する。アドレス帳に登録できるような文字や電話番号、メールアドレスなどは、アプリ上からアドレス帳に登録することも可能。

 GPS機能と連動することも可能で、「Google Goggles」の撮影画面で本体を横向きにすると、「Nearby Places Overlay」として付近のスポットが向いている方角にあわせて表示される。

 同社は同アプリを「始まったばかり」と紹介しており、完全な姿には遠いことを示している。現在のところ認識が難しいものとして、食べ物、衣料品、車、動物、家具、樹木などの自然物が挙げられている。

 また、現在は基本的に英語版アプリとして提供されており、日本語に関連する機能は基本的に利用できない。なお、位置情報を利用する「Nearby Places Overlay」に関しては、スポット名や基本情報の一部が日本語に対応している。

飲料のロゴを撮影、解析しているところ類似のロゴ画像が表示され、Webサイトの検索結果が表示された
名刺(英文)を撮影メールアドレスや電話番号がアプリ上から登録できる

 



(太田 亮三)

2009/12/8 21:03