10月の携帯・PHS出荷台数、低い水準ながら前年同期比は倍増


 電子情報技術産業協会(JEITA)は、2009年10月の国内携帯・PHS出荷数を発表した。

 携帯・PHSをあわせた出荷台数は210万8000台、前年同期比では195.2%を記録し、前年の大幅な落ち込みから回復したものの、今年度では8月、4月に続く低い水準となった。JEITAでは「依然として国内の景気状況の影響を受けており、前月(9月)と比べマイナスだが、端末ラインナップの強化などが買い替えによい影響を与えている」と分析している。

 内訳を見ると、携帯電話の出荷数は204万4000台(前年同期比201%)、そのうちワンセグ対応製品は164万7000台(前年同期比226.8%)となった。ワンセグ搭載率は80.6%で、ワンセグ対応機種の累計出荷台数は6966万5000台となっている。

 PHSの出荷台数は6万4000台で、前年同期比は101.9%となった。前年同期比がプラスに転じたのは16カ月ぶりのこと。

 



(関口 聖)

2009/12/9 12:33