米Synaptics、マルチインターフェイス搭載のコンセプトモデル


 米Synapticsは、Texas Instruments、Immersion、TheAlloy、The Astonishing Tribeと協業し、携帯電話のコンセプトモデル「Fuse」を発表した。

 「Fuse」は、触感フィードバック機能付きのマルチタッチセンサー、立体画像を握ったり、物体の位置関係を把握したりするセンサーなどのマルチインターフェイス技術を搭載した携帯電話のコンセプトモデル。Synapticsは、2006年8月にタッチスクリーン「ClearPad」を表側全面に搭載したコンセプトモデル「Onyx」を発表。Fuseは片手操作の難しさなどに取り組んでいる。端末側面のセンサーで画面のスクロールが可能で、端末背面部からも操作できる。

 各社の役割は、TheAlloyがデザインを担当し、Texas InstrumentsがCPUなどを提供、Immersionが触感フィードバック機能など、The Astonishing Tribeが3Dインターフェイスなどのソフトウェアなどを用意した。Synapticsは、タッチスクリーンのセンサーなどソリューションを担当している。

 なお、「Duse」は米ラスベガスの「CES」や、スペインで開催される「Mobile World Congress」などの展示会でデモンストレーションが行われる予定。

 



(津田 啓夢)

2009/12/15 14:52