NEC、カシオとの携帯事業統合に向けた受け皿会社を設立


 NECは、同社携帯電話事業とカシオ日立モバイルコミュニケーションズ(CHMC)との統合に向け、受け皿となる100%子会社「NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社」を12月22日に設立する。

 NECとカシオ計算機、日立製作所では9月、「2010年4月に各社の携帯電話事業を統合する」と発表。携帯電話の商品企画、開発、生産、販売、保守などを行う予定で、12月中にNECカシオモバイルコミュニケーションズを設立する方針が示されていた。

 今回、予定通りにNECカシオモバイルコミュニケーションズが設立されると、来年4月の経営統合時は、新会社を存続会社として、CHMCを吸収合併する。本店所在地は、NEC玉川事業場内に置かれ、資本金は2000万円。代表取締役社長には、NEC執行役員兼モバイルターミナル事業本部長の山崎耕司氏が就任する。山崎氏は、事業統合後も新会社社長を引き続き務める予定となっている。

 



(関口 聖)

2009/12/21 11:28