ROA Group調査、グローバル市場でスマートフォンが拡大と予測


 ROA Groupは、グローバル市場における携帯電話出荷台数について、2009年の実績の分析と2010年の予測を明らかにしたレポート「2010年グローバル携帯市場の展望」を発表した。

 調査では、2009年の携帯電話出荷台数が2000年以降初めてマイナス成長を記録したことが明らかになっているものの、2010年は前年比7%増の12億台規模と予測する。

 メーカー別では、2009年に続いてノキア、サムスン電子、LG電子の3強体制が続くとしている。また、2010年はアップルのiPhoneに対抗するスマートフォンが多数投入されると予測しており、コンテンツ流通においても進化を引き起こすとしている。

 同調査では、米グーグルが投入したスマートフォン「Nexus One」にも言及。投入の理由について「iPhoneとの戦いに向けた強い推進力が必要」と分析しており、通信料金やアプリケーションストア以外の新しいビジネスモデルとの連携を中長期的な視点で見る必要があるとしている。

 

(太田 亮三)

2010/1/18 13:15