米Motorola、RIMの特許侵害を申し立て


 米Motorolaは、BlackBerryなどを手がけるRIM(Research In Motion)によってMotorolaが保有する5つの特許が侵害され、RIM製品の輸入や販売が不公正な取引契約のもとに行われていると主張し、米国国際貿易委員会に異議を申し立てたことを明らかにした。

 Motorolaの主張によれば、RIMが現在侵害している5つの特許は、無線LAN接続の管理機能やユーザーインターフェイス、電源管理といったような基幹技術であるという。
これらの特許は、より包括的な接続性や操作性、端末コストの低減など、Motorolaにとって重要なものであるとしている。

 Motorolaは国際貿易委員会に対し、RIMが侵害している特許について調査を開始し、RIM製品の米国での輸入禁止措置や、米国内在庫の販売禁止などを含んだ排除命令を下すよう求めている。

 米Motorolaの知的財産部門の上級副社長であるJonathan Meyer氏は、「我々は、セルラー産業の初期開発に数十億を投資しており、業界屈指の知的財産のポートフォリオ作成ししている。RIMの継続的な侵害を止めるために、苦情を申し立てざるを得なかった」などとしている。

 

(津田 啓夢)

2010/1/25 13:32