KDDIのiidaブランド戦略、高橋氏・増田氏が説明


高橋氏
増田氏

 1月28日、KDDIは、iidaブランドの新端末「lotta」を発表。同日、都内で製品発表会を開催した。KDDIの取締役執行役員常務 コンシューマ商品統括本部長の高橋誠氏、コンシューマ商品統括本部 サービス・プロダクト企画本部長の増田和彦氏がそれぞれ登壇した。

 高橋氏は冒頭、今回発表された「lotta」がiidaブランドの8機種目であることを明かした。iidaブランドは、INFOBARなどを生み出したau design projectの意志を受け継ぐ形で、2009年4月にスタートした。名称は、「innovation」「imagination」「design」「art」の4つのキーワードの頭文字をとったもの。

 ユーザーの感性に訴えかけるような物作りを目指し、「イマジネーション」「デザイン」「アート」から新たな「イノベーション」を生み出そうというコンセプトの元に展開されている。また、携帯電話だけでなく、周辺機器などの携帯電話を取り巻くライフスタイル全体を視野に入れた製品などを提供しており、いわゆる携帯電話ブランドとは異なる製品が投入されている。

 また、iidaの登場によって、「auの新しいイメージや活力をより感じた」とする回答が多数得られた調査結果(KDDI調査)を紹介。「この1年間の取り組みによって、着実にブランドが浸透、醸成してきたと思っている」と語った。このほか同氏は、iidaの登場はINFOBARに匹敵するほど、auのブランド力向上に貢献している」などと話し、今後も製品を投入していくとした。

 増田氏は、iidaの新たなキーワード「a lot of fan」を紹介。端末だけでなく、周辺機器やデザインコンテスト、ユーザー参加型コンテンツサービスの提供といった活動を紹介した。

 iidaでは、ユーザー参加型のコンテンツとして「iida calling」というサービスを展開。第1弾はテイ・トウワの楽曲にユーザーの音声を組み合わせ、オリジナルの楽曲を作るもの、第2弾は中田ヤスタカ氏の楽曲にユーザーが歌詞を付けてオリジナル楽曲を作成する企画が実施された。第1弾では約4万トラック、第2弾では約8万トラックが作成されたという。今回の発表にともなって、第3弾となる「iida calling ver.3.0」が明らかにされた。今回は口ロロ(クチロロ)を迎えて作成したオリジナル楽曲を着うたとしてダウンロードしたり、Twitterと共有する企画が展開される。



iida AWARD 2010授賞式

 この発表会では、iidaの周辺機器である「LIFESTYLE PRODUCTS」をデザインする、学生向けコンペティション「iida AWARD 2010」の授賞式も実施された。最終的に32大学117作品がエントリーされた。

 受賞作品は、携帯電話の充電アダプターをデザインした「WORLD OF ALICE」「Chocolate cookie」、ストラップとデザインコンテンツからなる「koyubito」の3作品。「WORLD OF ALICE」は大阪市立大学大学院の今村謙人氏と宮武希実氏、「Chocolate cookie」は京都造形芸術大学の大角雅幸氏、「koyubito」は、慶應義塾大学の中川諒氏と千葉大学大学院の岩原一平氏によるもの。

 これらの作品は、ワークショップを経て、2010年以降製品化を目指していくという。総評を行った高橋氏は、デザインのレベルの高さと学生の携帯電話に対するリテラシーの高さに驚いたと語り、「できるだけ早く商品化していきたい」と話した。

「WORLD OF ALICE」の今村さんと宮武さん「WORLD OF ALICE」は、「不思議の国のアリス」をモチーフに、アリスが現代の街に飛び出した物語を表現したストラップ
「AC Adapter MIDORI」のようにケーブル部にパーツを装着していく「Chocolate cookie」は、チョコレートが溶けていく様子をモチーフにしており、アダプターにケーブルが巻き付けられる構造
「koyubito」は、コンテンツがセットになったリング式ストラップ。赤い糸が心拍数をイメージしており、GPSなどで二人の距離が近づくほど鼓動が早まっていく



 



(津田 啓夢)

2010/1/28 16:04