ソフトバンクのフィルタリング、EMAのサイト表現認定サイト対応


 ソフトバンクモバイルは、フィルタリングサービス「ウェブ利用制限」「ウェブ利用制限(弱)」において、2月5日より、モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)が認定したサイトへアクセスできるようにする。

 「ウェブ利用制限」「ウェブ利用制限(弱)」は、いわゆるブラックリスト方式のフィルタリングサービス。「ウェブ利用制限」は中学生の利用が想定され、子供に適さないサイトにはアクセスできないほか、コミュニケーションサイトはEMA認定サイトのみ利用できるようになっていた。一方、「ウェブ利用制限(弱)」は高校生の利用が想定され、「グラビア」「主張」など知識・判断力が求められる一部サイトが閲覧できるほか、EMA認定コミュニケーションサイトと子供向けコミュニケーションサイトへアクセスできる。2月5日からは、両サービスにおいて、EMAの「サイト表現運用管理体制認定制度」で認定されたサイトが閲覧できるようになる。

 有識者や業界関係者などが参画、運営されるEMAは、携帯電話向けコンテンツの健全化や、青少年を有害情報から保護することなどを目指して設立された。EMAでは、SNSサイトなどコミュニティサイトを対象にした認定制度を提供してきたが、昨年10月8日より、新たに「サイト表現運用管理体制認定制度」をスタート。電子書籍やゲーム、動画、文章表現などが審査対象で、これまでにNTTソルマーレのWebサイトが同制度の認定サイトとなっている。

 



(関口 聖)

2010/2/3 12:39