auが今夏にスマートフォン2機種発売へ、独自アプリ市場も


 KDDIと沖縄セルラーは、個人ユーザー向けのau端末ラインナップとして、グーグル主導のソフトウェアプラットフォーム「Android」を搭載したスマートフォンと、マイクロソフトの「Windows phone(Windows Mobile)」を搭載するスマートフォンを今夏発売すると発表した。

 KDDIによれば、発売予定のスマートフォンは、Android搭載のもの、Windows phone搭載のもので1機種ずつ、計2機種になる予定という。メーカーやスペック、EZwebなどauの既存サービスへの対応方針、独自ユーザーインターフェイスの有無、あるいはフルタッチパネルかテンキー装備か、といった点などは明らかにされていない。

 発売時期は6月以降とのことで、夏商戦に向けたラインナップの一角を占めると見られる。またAndroid向けには、グーグル提供の「Androidマーケット」に加え、KDDI独自のマーケットも開設する。

 KDDIのアプリマーケットでは、KDDIがアプリ利用料(情報料)の回収代行を行う仕組みが取り入れられ、クレジットカードなどを使わず、携帯電話の利用料と合算して支払えるようになる見込み。このほか、コンテンツプロバイダ向けにはセキュリティチェック機能を8月以降、提供する方針で、安全性の高いアプリケーションを提供する環境を整える。なお、KDDIによるWindows phone向けマーケットは、現段階では計画されていない。

 



(関口 聖)

2010/2/17 14:34