Cerevo、無線LAN対応デジカメと通信端末をセット販売


 Cerevoは、無線LAN対応デジタルカメラ「CEREVO CAM」とイー・モバイル通信機器とのセット販売を開始した。

 発表された製品は、「CEREVO CAM + Pocket WiFiセット」「CEREVO CAM + モバイルルータセット」「CEREVO CAM + Rugbyセット」の3セット。いずれもイー・モバイルの通信端末とのセットとなり、販売価格は1円。ただし、イー・モバイルへの毎月の通信料がかかることになる。

 各セットの内容は、「CEREVO CAM + Pocket WiFiセット」がPocket WiFiとのセットで、「CEREVO CAM + モバイルルータセット」がデータ通信端末「D22HW」とプラネックスコミュニケーションズ製モバイルルータ「CQW-MRB」とのセット、「CEREVO CAM + Rugbyセット」はデータ通信端末「D31HW」とプラネックス製無線LANルータ「MZK-WDPR “Rugby”」とのセットとなる。

 契約形態は「CEREVO CAM + Pocket WiFiセット」と「CEREVO CAM + モバイルルータセット」が「スーパーライトデータプラン にねんL」、「CEREVO CAM + Rugbyセット」が「スーパーライトデータプラン にねんMAX」となる。

 「スーパーライトデータプラン にねんL」は、2年契約を条件に、購入する端末に5万7600円分の割引が適用される。基本料金は月額2240円~6380円。「スーパーライトデータプラン にねんMAX」は、2年契約を条件に、購入する端末に69,600円分の割引が適用される。こちらの基本料金は月額2900円~6880円となる。

 いずれも2年契約を中途解約した場合、期間に応じてイー・モバイルへの解除料がかかる。



 「CEREVO CAM」は、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)に対応したデジタルカメラ。900万画素CMOSセンサーを搭載し、35mmネガフィルム換算で約42mmのレンズ(ズームなし)を装備する。フラッシュ付きで自動/強制/発光禁止から選択でき、感度はオートのほか、ISO100~ISO800で固定可能。画像の保存はJPEG形式となり、最大32GBのmicroSDHCカードが利用できる。今後、動画対応ファームウェアが配布される予定。

 ファインダーとなるディスプレイは2.4インチのTFT液晶。バッテリーは内蔵式のリチウムイオンポリマー電池(950mA)を採用する。大きさは120×60×16mmで、重さは117g。

 「CEREVO CAM」では通信機能を活かし、画像の自動転送が可能。同社の写真管理サービス「CEREVO LIFE」に自動的に撮影画像を転送され、転送した写真をメモリカードから自動削除したり、削除と同時にカメラの液晶画面で表示する為の縮小画像だけを残したりできる。

 また、「CEREVO LIFE」には、ブログや写真共有サイトなどへ画像が投稿できる機能なども用意されている。mixiやTwitter、tumblrのほか、フォト蔵、flickr、Picasa、はてなfotolifeなどの写真共有サイトにも投稿できる。さらに「CEREVO LIFE」では、写真のトリミングやモザイク処理に対応した編集ツールも用意されている。

 「CEREVO LIFE」は無料で利用でき、イー・モバイルを解約した場合でも継続して利用できる。「CEREVO LIFE」のユーザー容量は5GBとなる。

 販売は楽天市場のCerevoショップのみで行われ、注文時に「重要事項説明」と「契約約款」を読むよう注意書きがある。Cerevoでは、注文した場合、重要事項説明と契約約款に同意したものとみなすとしている。

 

(津田 啓夢)

2010/3/5 16:53