ソフトバンク、九州で5時間に渡り110/119番できない不具合


 ソフトバンクモバイルは、3月9日11時20分~16時35分の5時間弱に渡り、九州エリアで110番・119番・118番の緊急通報発信ができない状態だったことを明らかにした。現在は復旧している。

 発表によれば、ソフトバンクの携帯電話サービス(2G/3G)において、沖縄県を含む九州地域で110番・119番・118番の緊急通報発信ができない状態にあったという。118番への発信のみ、山口県もこの影響を受けた。

 原因はネットワーク設備の不具合によるもの。九州地域の約200万人のユーザーがこの影響を受けた。ユーザーからの問い合わせ数については確認中としている。

 5時間弱に渡り緊急通報ができない状態にあったが、この間、ユーザーへの周知など何らかの通知は行われていない。同社広報部はこの理由を、会社として不具合を確認したのが復旧直前の16時半だったため、と説明。通信システム上の不具合発生を知らせるアラートなどが機能せず、確認に手間取ったことを認めている。

 

(津田 啓夢)

2010/3/9 19:15