S-1バトルの初代年間王者はNON STYLE、賞金1億円を獲得


NON STYLE

 ソフトバンクは、「S-1バトル」のグランドチャンピオンにNON STYLEが選ばれたと発表した。

 「S-1バトル」は、携帯電話向けの芸人によるネタ映像コンテスト。19日にテレビで放送されたグランドチャンピオン大会は、ネタ映像だけでなく、ネタ映像を含めたお笑いコンテストとなって放送された。

 チャンピオン大会の予選を勝ち抜き、決勝に残ったのはザ・プラン9の浅越ゴエ、NON STYLE、陣内智則。携帯電話ユーザーの投票により、浅越ゴエが10万7415件、NON STYLEが27万7908件、陣内智則が25万327件をそれぞれ獲得し、初代グランドチャンピオンの栄冠は、ネタ映像で勝負したNON STYLEがもぎとった。

 生放送の中継終了後、NON STYLEの囲み取材が実施された。NON STYLEの石田は、今回の勝利を「チームで取った」と語った。彼らのネタ映像は、テレビ番組「エンタの神様」のチームと作ったもので、NON STYLEのコントを映像化したものとのこと。

 井上は、「2009年はM-1を逃したが、2010年は幸先良いスタートがきれた。勝てると思っていなかったので使い道は考えていないが、何かの形でファンに恩返ししたい」と話した。石田も「1億円芸人になったが使い切れないので、スタッフの皆さんとお笑いに還元していきたい」と述べた。ちなみに、1億円の賞金を獲得した後の仕事は、ギャラ1万5000円のネットラジオの収録という。

2010年度版「S-1バトル」のレギュレーション決定

 また、ソフトバンクでは2010年度も「S-1バトル」を開催することを明らかにした。

 4月1日から始まる新シーズンの「S-1バトル」は、芸人によるネタ映像作品をユーザーが4段階で審査し、ランキング1位となった作品にチャレンジャー作品が挑戦していく形となる。5回連続ランキング1位となれば「殿堂入り」で、賞金1000万円と、年間グランドチャンピオン大会への出場権が得られる。

 なお、「S-1バトル」への参加はソフトバンクの3G携帯のみに対応する。iPhoneでは無線LANによる視聴のみに対応し、審査には参加はできない。対応端末のユーザーは、メルマガ「S-1バトルメール」から作品をダウンロード視聴する。

 これに伴い、3月21日~3月31日にかけて、5作品による「プレオープン戦」が行われる。ここで決まった上位1作品に対して、4月1日の作品がチャレンジする。

 このほか、3月19日~4月30日には、ソフトバンクの3G携帯および他社携帯電話のユーザーを対象に、2009年グランドチャンピオン大会に出場した芸人が登場する待受Flashが提供される。ソフトバンクのユーザーは「S-1バトルメール」を登録した上でダウンロードする。

 他社の携帯電話ユーザーは、ソフトバンクショップにおいて、グランドチャンピオン大会を見たことを伝え、配布されるQRコード入りのカードからダウンロードする。


NON STYLEは放送終了後、取材会場に急ぎ足で登場井上の手には1億円の賞金プレート
トロフィーを手にする石田囲み取材の様子

 



(津田 啓夢)

2010/3/19 20:54