KDDI、米国在住の移民向けプリペイドサービスを拡充


 KDDIは、子会社のKDDI Americaが米国で提供しているプリペイド携帯電話サービスを拡充し、チャージした度数をほかの国のプリペイド携帯電話と分け合えるサービスを4月1日より開始する。

 今回提供される「国際通話度数シェア」サービスは、KDDI Americaのプリペイド携帯電話にチャージした度数を、米国外のプリペイド携帯電話に分け与えることができるというもの。SMSを利用して相手先の電話番号とチャージ度数を指示すると、取次センターを経由して相手先のプリペイド携帯電話に度数がチャージされる。取次センターの利用には手数料が発生する。

 主に米国在住の移民向けサービスとして提供されるもので、移民として働く米国在住のユーザーが、母国の親などが持つプリペイド携帯電話に度数を送信できる仕組みとして提供する。相手先の国として対応するのはメキシコ、ブラジル、ハイチなど15カ国で、順次全世界に拡大していく予定。

 



(太田 亮三)

2010/3/23 15:30