TBSがドラマの「見逃し配信」を開始、携帯向けも拡充


 TBSテレビは、地上波のゴールデンタイムなどに放送するドラマについて、見逃したユーザー向けにインターネット経由で番組を配信する「見逃し配信」を開始する。

 今回の「見逃し配信」の対象となるのは、4月21日に放送開始のドラマ「アイリス」と、4月23日放送開始のドラマ「ヤンキー君とメガネちゃん」。いずれも「TBS オンデマンド」を通じて、地上波放送から約48時間後に配信する予定。配信は提携先の各社のサイトにて行われ、価格は1話315円。「見逃し配信」は、今回の2タイトルを皮切りに7月以降も継続される予定。

 TBS オンデマンドでは、提携する配信先として3月23日よりパソコン・携帯向けの「テレビドガッチ」、4月1日より携帯向けの「QTVビデオ」、デジタルテレビ向けの「TSUTAYA TV」を追加する。これによりパソコン・携帯向けを合わせて提携配信先は21社となる。TBSでは今回の拡大を機に携帯向けの配信を拡充するとしており、アニメや映画など配信ジャンルやコンテンツを急速に拡大していく方針。

 同社はまた、「TBS オンデマンド」事業が2009年度通期で黒字化することも発表している。

 

(太田 亮三)

2010/3/30 13:22