シャープ、Androidアプリ開発者向けの端末を販売へ


開発者専用のAndroid端末「JN-DK01」

 シャープは、Android端末向けアプリケーションの開発者に向けて、開発者専用の端末「JN-DK01」を5月以降に発売する。個人でも購入でき、価格と販売方法は今後案内される。

 今回提供されるのは、Androidアプリケーションの開発者に向けた専用端末。アプリケーション開発の支援策として実施されるもので、KDDIから発売されるシャープ製のAndroid端末「IS01」をベースにした開発者専用端末となっている。OSの書き換えが可能なほか、開発したアプリケーションの詳細な評価・分析に利用できる。KDDIの携帯電話網への接続機能は搭載されておらず、無線LANによる通信でインターネット接続に対応する。

 シャープはこれに関連し、Androidアプリの開発者向けWebサイトをオープンしており、アプリ開発に必要なソフトウェア開発環境(SDK add-on)を提供。赤外線通信やサブカメラなど、シャープが独自に開発したアプリケーションインターフェース(API)の技術情報も順次公開される。

 「JN-DK01」のディスプレイは静電容量式のタッチパネルで、約5インチ、960×480ドットのNewモバイルASV液晶。開発できるアプリケーションの解像度は854×480ドット。メインカメラは約527万画素のCMOSカメラで、サブカメラは約43万画素のCMOSカメラ。大きさは約83×149×17.9mmで、重さは約227g(いずれも暫定値)。本体カラーはBROWN。

 



(太田 亮三)

2010/3/30 19:21