携帯とカーナビの連携規格「フォトリモ@ナビ」最新版


 シャープとパイオニアは、携帯電話とカーナビゲーションシステム間を連携するための規格「フォトリモ@ナビ」において、複数地点登録に対応した最新規格「フォトリモ@ナビ Ver.1.1」を開発した。

 「フォトリモ@ナビ」は、携帯電話で得たドライブ情報をカーナビに送信し、目的地設定したり、カーナビで計測した到着予想時刻を携帯電話経由でメール送信したりできる携帯電話とカーナビを連携させるための規格。

 最新版となるVer.1.1では、目的地までに複数の立寄地点を経由する行程を、一度にカーナビ側に登録できるようになる。さらに、目的地だけでなく、立寄地点までの到着予想時刻もメール送信できるようになる。なお、現行のVer.1.0対応カーナビゲーションシステムでは、目的地のみが有効となる。

 なお、パイオニアではVer.1.1に対応したカーナビを発売する予定。また、最新バージョンに対応したドライブ情報は、インクリメントPの「iMapFan」などから提供される予定となっている。

 シャープとパイオニアでは、「フォトリモ@ナビ」の技術使用を開示する予定で、端末メーカーやサービス事業者を巻き込んで規格を普及させていきたい考え。

 



(津田 啓夢)

2010/4/6 17:20