ドコモ、通話や国際ローミングに対応したFOMAの組込モジュール


 NTTドコモは、FOMAのパケット通信や音声通話が利用できる組込機器用通信モジュール「FOMAユビキタスモジュール UM01-HW」を開発した。2010年度第2四半期に発売される予定。

 FOMAユビキタスモジュールは、ガスや電力の遠隔検診やタクシーやバスの運行管理、情報掲示システムへのコンテンツ配信、自動販売機の在庫管理などに利用されている組込用通信モジュール。UM01-HWは、従来のパケット通信機能に加えて、音声通話やSMS、国際ローミング機能をサポートした。

 国際ローミング機能のほか、ソフトウェア更新機能なども利用できる。対応周波数は3Gが2100/850/800MHz、GSM方式が1900/1800/900/850MHz。データ通信速度は下り最大384kbps、上り最大64kbpsとなる。外部インターフェイスは60ピン B2Bコネクタ(通信シリアルIF UART/USB、モニタIF、FOMAカードIF)、TRX RFコネクタを装備する。

 大きさは45×31×5.4mm、重さは約11g。今回のモジュールは、5月12日より東京ビッグサイトで開催される展示会「組込みシステム開発技術展」に出展される予定。

 


(津田 啓夢)

2010/5/10 17:56