KDDI、法人向け「E05SH」のRFID対応版を開発へ


E05SH

 KDDIは、法人向け端末「E05SH」について、RFIDのリーダーライター機能を追加できるタイプの開発を行うと発表した。2010年度中に提供が開始される予定で、各メーカーと連携したソリューションが推進される。

 E05SHは、SDIOカードを追加することで構内PHSや無線LANに対応できるシャープ製の法人向け端末。新たに開発されるE05SHでは、SDIOカードによりRFIDのリーダーライター機能を追加でき、ICチップ搭載のタグを用いたさまざまなソリューションに連携させた利用が可能になる。なお、すでに販売されたE05SHはRFIDのリーダーライター機能を利用できない。

 KDDIでは、アプリケーションのプラットフォーム「.net by au」についてもRFID対応を行い、アプリケーション開発においてもRFID対応を推進する。

 同社はRFIDリーダーライター機能を搭載した携帯電話の利用シーンとして、屋外での個品管理や保守業務の支援、配送・訪問業務支援、チケットや会員カードなどIDカードの応用といった例を挙げている。


 


(太田 亮三)

2010/5/10 18:26