Wi-Fi対応、12メガカメラでブログアップ「AQUOS SHOT SH008」


AQUOS SHOT SH008 クリムゾンレッド

 「AQUOS SHOT SH008」は、12メガピクセルのCCDカメラを搭載し、無線LAN機能を利用した「Wi-Fi WIN」サービスが利用できるシャープ製のCDMA 1X WIN端末。2軸ヒンジを搭載し、IPX5/7相当の防水性能を備える。6月中旬発売予定で、価格は5万円台後半となる見込み。

 auの2010年夏モデルは「Usability」(使いやすさ)にフォーカスし、各端末に新機能などが搭載されている。SH008は、無線LAN対応の「SH006」をブラッシュアップし、ユーザーの要望などを取り入れたモデルになるという。12.1メガカメラ、無線LAN機能などを搭載しながら、IPX5/7相当の防水性能を実現している。

カメラ機能

 カメラ機能は、1210万画素のCCDカメラを搭載し、シャープの画像処理エンジン「ProPix」による高精細な写真を撮影できる。レンズは35mmフィルムカメラ換算で28mm相当の広角レンズとなる。SH008ではさらに、12.1メガの最大サイズで撮影した場合に、デジタル3倍ズームが可能になった。撮影画面左右に配されるタッチ操作用の機能アイコンについても細かい変更が加えられている。

 タッチ操作では、タップ(軽く叩く)、ロングタッチ(一定時間画面に触れる)、フリック(画面に触れてはじく)、スライド(画面に触れて指を滑らせる)、ピンチ(2本指で触れて開く/つまむ)といった5種類の操作が可能。

 12.1メガ設定でISO12800相当の高感度撮影が可能で、美顔修正の「プリティ加工」、顔や車のナンバーにモザイクをかけられる「モザイク加工」といった画像加工機能が用意され、ブログに掲載しやすいように配慮されている。

 オートフォーカス関連の機能は従来同様、動き被写体を追尾する「チェイスフォーカス」、ピントを自動的に合わせ続ける「コンティニュアスAF」などが用意される。画がを検出してシャッターを切る「笑顔フォーカスシャッター」や、振り向いた人物の顔を検出してシャッターを切る「振り向きシャッター」のほか、手ぶれ補正機能やメカシャッター、NDフィルタといった機能も利用できる。

 なお、メインディスプレイ側に配されたサブカメラは43万画素クラスとなっている。480×854ドットの待受画面サイズが撮影でき、化粧直しなどに利用できるハンドミラー機能としても利用できる。テレビ電話にも対応する。

 このほか、撮影した画像が閲覧できる「フォトビューアー」機能では、撮影画像にタグが付加できる。端末内に限った使い方となるが、アイコンやキーワードで同じタグを付いた画像だけを検索したりといった具合に画像管理が行える。

クラッシーピンクラスターブラック


無線LAN機能、AV機器連携など

 SH008は、無線LANサービス「Wi-Fi WIN」に対応する。自宅などの無線LAN環境や外出先の公衆無線LANサービスなどを利用した無線LANが利用可能となる。無線LAN接続することで、LISMO Videoなどの大容量動画コンテンツが楽しめるほか、au端末では視聴しにくかったYouTubeなどのFlash Video形式の動画が視聴できるようになる。接続は「AOSS」や「らくらく無線スタート」「WPS」などの各規格をサポートしている。

 また、AQUOSブルーレイで録画した番組をUSBケーブル(別売)を利用してSH008に転送できる。640×360ドットの動画が携帯で楽しめる。

 このほか、アニメーション絵文字を作れる「絵文字メーカー」、読みを入力して絵文字を表示する「絵文字読み変換機能」、統合辞書機能「スマートリンク辞書」などが利用できる。絵文字はデコレーション絵文字なども合わせ、合計3000種類がプリセットされる。メールの文章入力後にEZキーを押下すると、文章の内容に合わせて絵文字を自動的に挿入する「スマート絵文字」機能なども利用可能。ワンセグやおサイフケータイも利用できる。

 主な対応サービスは、LISMO Music Video Book、EZナビウォーク、EZニュースEX、赤外線通信(IrSimple)、au Smart Sports、EZ助手席ナビ、デコレーションアニメ、グローバルパスポートCDMA、EZ・FM、Bluetooth、FMトランスミッターなど。

 文字入力システムは「ケータイShoin9」となる。文字は「SHスリムタッチ」「LC楷書」などのアウトラインフォントを採用する。シャープの携帯向けメーカーサイト「SH@ez」から他のフォントもダウンロードできる。

 メインディスプレイは約3.4インチ、480×854ドットのNewモバイルASV液晶で、タッチパネルに対応する。上下左右からののぞき見を防止するとともにカラー画像が表示できいる「カラーベールビュー」に対応する(カメラ/ワンセグ時非対応)。サブディスプレイは約1.4インチ、88×88ドットのメモリ液晶を搭載しており、時間などが常時表示される。外部メモリは最大16GBのmicroSDHCカード。

 連続待受時間は約280時間、連続通話時間は約280分。大きさは約113×51×19.1(最厚部21)mm、重さは約151g。ボディカラーはクリムゾンレッド、クラッシーピンク、ラスターブラック。

サブディスプレイはメモリ液晶
側面部にワンセグ用のアンテナが収納される
撮影画面
3倍ズームに対応撮影した画像にタグが付けられる
タグやアイコンやキーワードに対応する

 



(津田 啓夢/太田 亮三)

2010/5/17 10:39