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米AT&T、スマートフォン向け定額制プランを廃止へ


 米AT&Tは、iPhoneなどスマートフォン向けに提供している料金プランを変更し、新たに契約するユーザー向けには従量制の料金プランを提供すると発表した。

 同社は従量制の料金プランを2種類発表しており、「DataPlus」は月額15ドルで200MBまでのデータ通信が可能。以降は200MB単位で15ドルが加算される従量制となる。「DataPro」は月額25ドルで2GBまで利用でき、以降は1GB単位で10ドルが加算される。同社はまた、この夏のiPhone OS 4の提供に合わせて、iPhone向けに「Tethering」(テザリング)プランを提供する。「DataPro」契約者向けのオプションプランで、利用料は月額20ドル。

トラフィック増大は「悩ましい問題」

 現在米国でiPhoneを独占提供しているAT&Tが新規ユーザー向けの定額制プランを廃止したことについて、ソフトバンクモバイル 代表取締役社長の孫正義氏は、Twitterを通じて「悩ましい問題。世界中の携帯事業会社の経営者の悩みです。」と、質問に答える形で回答。増大するトラフィックへの対応が課題となっていることを認めている。一方、ソフトバンクモバイル広報部では、ソフトバンクモバイルの定額制プラン廃止について、「ない」とコメント。現時点で定額制廃止といった内容は白紙であるとしている。

 携帯電話やスマートフォンなどのトラフィック増大をめぐっては、従来から各キャリアが対応策を実施している。定額制サービスを利用する一部の超ヘビーユーザーがトラフィック増大の原因のひとつとなるのは以前から指摘されている事象で、例えばNTTドコモでは直近の3日間で300万パケット(約366MB)を超え、さらに通信状況が混雑していると、通信速度制御の対象となる。KDDIでは、前々月のパケット通信量が300万パケット(約366MB)を超えたユーザーについて、21時〜翌1時の間、「EZweb」の通信速度が制御される。ソフトバンクでは、前々月のパケット通信量について、携帯電話では月間300万パケット(約366MB)、スマートフォンでは月間1000万パケット(約1.2GB)以上を利用したユーザーを対象に、通信速度を制限する場合がある。

 なお、iPadにおいても「(iPad専用)データ定額プラン」の契約ではスマートフォンと同様にソフトバンクモバイルの通信速度制限の対象となる。一方、プリペイドプランは通信速度制限の対象外となっている。

 



(太田 亮三)

2010/6/4 19:39