アップル、「iOS 4」向け広告プラットフォームを7月1日開始


 米Appleは、iOS 4向けのモバイル広告プラットフォーム「iAd」を7月1日に開始すると発表した。

 iAdは、iOS 4(iPhone OS 4から改称)に搭載されるモバイル向け広告プラットフォーム。新しいOSとなるiOS 4は、6月24日発売のiPhone 4にプリインストールされて提供されるほか、6月21日にはソフトウェアアップデートを通じてiPhone 3G、iPhone 3GS、iPod touch向けにも提供される。

 iAdではアップルが広告の販売と提供を手がけ、アプリ開発者はアプリ内に簡単に広告枠を追加できる。広告収入の60%はアプリ開発者に支払われる。OSに組み込まれた広告表示機能となるため、アプリの切り替えなど無しに広告を表示でき、広告内からコンテンツダウンロードしたり購入したりすることも可能になっている。

 なお、米Appleの発表内容は米国での展開を中心にしたもので、日本国内での展開時期などは現時点で明言されていない。また、iAdはアップルが管理するプラットフォームとなるため、国内でiPhoneを販売するソフトバンクモバイルは、プラットフォーム自体には関与しない方針。

 



(太田 亮三)

2010/6/8 16:38