ソフトバンク、海外船舶で携帯電話が使える「船内ケータイ」

　ソフトバンクモバイルは、海外就航中の船舶で携帯電話を利用できるようにするサービス「船内ケータイ」を2010年6月16日より提供する。

　「船内ケータイ」は、海外の船舶内でソフトバンクモバイルの携帯電話が利用できるサービス。電話番号は変わらず、通話やSMSが利用できる。ノルウェーのMaritime Communications Partner、スウェーデンのSeanet Maritime Communicationsとのローミングで実現したもので、船舶からは、衛星通信で陸地の携帯網と接続する。対応船舶は、サファイヤ・プリンセスやブルー・ド・フランスといった豪華客船など150隻。これらの船舶は欧州エリアを中心に周航しているという。船舶の詳細は16日にソフトバンクモバイルのWebサイトで案内される。

　利用料は、通話発信時で1分650円、通話着信時で1分890円。SMSは、送信が1通180円、受信は無料となる。GSM対応の携帯電話/スマートフォンで、「世界対応ケータイ」に申し込んでいれば利用できる。船内はGSMエリアという形になるため、3Gのみ対応機種は利用できない。9月頃にもパケット通信サービスが提供される予定となっている。