クロス・マーケティング調査、iPad保有率は0.7%


 クロス・マーケティングは、「iPad・スマートフォン・3Dテレビ」に関する調査を実施し、その結果を発表した。調査は6月3日と4日の2日間、インターネット上で同社モニター(全国20歳~69歳の男女)を対象に行われた。有効回答数は2000人で、年齢別に均等割付となっている。

 同調査のうち、「iPad」については、0.7%が購入済み、62.8%が知ってはいるものの購入していないとして、「知らない」という層は2.4%に留まり、購入率は低いものの高い認知率となっていることが明らかになっている。MacやiPhoneを利用しているユーザーに限ると、iPadの保有率はMacユーザーで4.8%、iPhoneユーザーで5.3%となり、同社では「アップル製品のユーザーが中心」と分析している。購入したいかどうか尋ねた設問で、自由回答の中には、購入したい理由として「アップル製品が好きだから」「キーボード入力が苦手な両親に良いと思ったため」などといった声がある一方、購入したくない理由では「パソコンで十分」「同様の端末が今後増えると思うので、時期尚早」と指摘する声もあった。

 スマートフォンについては、認知率は93.6%で、購入済みは5.9%となった。使っているスマートフォンを尋ねると、1位はiPhone(63.6%)、2位はXperia(9.3%)、3位はBlackBerry Bold(5.1%)で、利用キャリアはソフトバンク(67.8%)、NTTドコモ(19.5%)、ウィルコム(8.5%)、イー・モバイル(4.2%)という順になった。

 スマートフォンを知っているものの、まだ持っていない人に対して、今後どういった機種を購入するかという点を質す設問では「iPhoneを選ぶ」という回答が54.8%、「iPhone以外」が45.2%となった。

 

(関口 聖)

2010/6/16 13:17